パラウッド開発物語

過去に利用不可能と判断されたゴム材の欠陥は、創業者森一郎と数名のタイ人部下達の努力によって確実に解決され、世界の有用な資材の一角を担うまでになりました。

1985年には、虫食い腐食の予防効果を検証するため、試験的に日本にある森一郎宅をゴム材を使ってリフォームしましたが、今日現在まで問題は起きていません。

後に森一郎は、開発・研究に没頭した当時を振り返り、始めたら引き返すところがない小企業だからこそ、粘り強くやり遂げることができたと語っています。

現在、当グループ (MPR GROUP) は、ニッカジャパン株式会社、日本パラウッド株式会社、Nikka Parawood Co., Ltd.、Asia Parawood Co., Ltd.の４社で構成されています。

タイの合弁会社２社は、一緒にパラウッド開発をおこなったタイ人の社長・副社長に経営の全てを任せ、グループでありながら独立した経営をおこなっています。

設立時より、搾取・買いたたきをおこなわず価格決定権を現地に一任するというのが森一郎の方針で、ニッカジャパン・日本パラウッドでは今でもそれを守りながら、タイとの強い信頼関係を維持しています。