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木製脚・木製部品
ニッカジャパン株式会社

合法木材供給事業者:日家振 G154号

パラウッド開発物語

パラウッド開発物語①

「もったいない」からのスタート

1966年、当社創業者の森一郎は兄弟旅行で訪れたタイで、ゴム園に整然と植林されているゴムの木に出会いました。しかし、手入れの行き届いた美しい林に強く心を引かれたのもつかの間、その林が各所で伐採され、焼却されている光景を目の当たりにしたのです。

タイ人のガイドによると、ゴムの木は25~30年で植え替えないとゴム液が採取できなくなり、かといって伐採したゴムの木は腐朽が早く、虫に食害され、狂いが大きく、薪か炭にしか利用価値がないとのことでした。

ゴム樹液採取

建設中の第一工場

円形の手ごろな幹、白く美しい木肌、手に吸い付くような硬さ、何より明るいイメージの材質にすっかり惚れ込んでしまった森一郎。「リサイクル」という言葉も使われないような時代、「もったいない」と思いから、どうにかしてこのゴムの木を有効利用できないだろうかと考え、私財を投じてタイへ渡ったのです。

そして、後に世界初のパラウッド (ラバーウッド) の生産工場となる会社をタイ東部に設立しました。当初は通訳として雇った日本語学校を卒業したばかりのタイ人の若者2人 (後に現地の経営を全て任せる社長、副社長)と森一郎だけの小さな会社でした。

ゴム樹液採取

共同生活していた社宅前で
15年後にTV取材を受ける3人

3人はゴム園の中に建てた小屋で寝食を共にしながら、毎日、ゴムの木の害虫駆除とカビ防止の研究に没頭しました。未処理のゴム材は虫が好んで食べる、菌が繁殖しやすい、曲がりやすい、ラッテクス染出といった問題があり、実用化は難しいと考えられていました。しかし、5年の月日を投じてゴム廃材の欠陥をひとつひとつ解決し、薬品、加熱、圧縮などの処理によってパラウッドの実用化に成功しました。

「パラウッド」というゴム廃材を利用した製品の名称は、この頃、当グループがつけたものです。
現在は「ラバーウッド」と呼ばれることが一般的です。

「パラウッド開発物語②新しい可能性への挑戦」